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印鑑はあなたの分身です!
必要にかられ「つくらなければならなく」なってみないと
なかなか触れることがない「印鑑」。実印?認印?印材?書体?...よくわからない?
めんどくさい?とにかく明日の手続きが簡単に済めばそれでいいから、
むずかしい話は後にしてくれ?
いえいえ!むずかしく考える必要などまったくありません。
一言で申し上げましょう!印鑑とは!「あなたの意思を証明するもの」すなわち
「あなたの分身」です。
よって、高級象牙の数万円の実印であれ、巷に溢れる「激
安ハンコ」であれ、一度公の書類等に捺印したならば最後、
責任の所在は「あなた自身」になります。
一度しかない人生で幾度となく迎える大事な場面、出生、
進学、結婚、就職、死亡と絶対に取り返しのつかない大切な場面で
使用するものです。それに見合ったものを選びましょう。
本当に納得出来るモノを、お買い求めください。
当店はその「本当に納得出来るお店」として一人でも多くの
お客様にお選びいただけるよう、日々精進してまいります。
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1.まずは用途とご予算をお決めください
個人のお客様は、印鑑登録用の実印、口座開設の銀行印、様々
な書類用の認印、簡易的な氏名印、住所印、いわゆるシヤチハ
タ、その他お孫さんへの贈答用など、法人のお客様は、会社設
立時の代表者印、専用口座の銀行印、請求書、領収書等に使用
する角印、納品書、簡易書類等に使用するゴム印他、印鑑にも
様々な種類があり、それぞれのご用途、ご予算によって必要な
ものが異なります。
まずはこのご用途がハッキリと決まらなければはじまりませ
ん。ご家族様などとじっくりご検討の上「今、必要な印鑑は
何か?」お決めください。
2.印材、サイズを選びます。
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「印材」とはその名の通り、印鑑の素材のことです。印材と
して古くから使用されているものとしては、植物性では「柘」
動物の牙や角が原材料のものでは「水牛の角、象牙」などが
主流です。最近では環境に考慮して開発された「彩樺」とい
う植物性素材や飛行機の機体などにも使用されている新時代
超金属「チタン」、いわゆる「太陽の石、金魚の涙」と言わ
れる樹脂の化石「琥珀」、その他贈答用印材など、たくさん
の種類があります。サイズも含め、それぞれのご用途によっ
て適材は変わってまいりますが、基本的にはそれぞれの好み
自由ですので、ウインドウショッピングのように楽しんで
お選びいただいて構いません。
3.書体を選びます
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ご用途がハッキリとし、ご予算に応じて印材、サイズが決まれ
ば、残るは「書体」のみです。「書体」とはもちろん「彫る字
のカタチ」のことです。明朝体やゴシック体など、コンピュー
タの「フォント」としてもよく知られている「あの字」のこと
です。一般的に手彫り印鑑をご注文される方には簡単には偽造
できない「印相体」をオススメしておりますが、基本的にはこ
ちらも「お好みに応じて自由」です。当店では当店職人だけの
オリジナル「藤原流篆書」という書体でも彫刻可能ですので、
こちらに関しても以下をじっくりとお読みになりご検討くださ
い。
印材
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アカネ
黒水牛
木印の代名詞、柘。
漆黒のにくいやつ、黒水牛。
木印と言えば柘。柘と言えば木印。櫛やかんざし、身近なところでは耳かきなどにも用いられ、木目が緻密で美しく彫りやすく、比較的安価なため非 常に重宝されている印材です。柘の中でも、最高級の国産のツゲ原木作られたものが「本柘」で、木材系の中でも極めて硬く、繊細な彫刻に向いており、丁寧に 扱えば永くお使いいただけます。
近年では非常に貴重品となり輸入材の“あかね”が“柘”の代用品として広く扱われています。
ツゲは植物性の印材として古くから使われてきたもので、見た目にも美しいものですが、象牙や黒水牛に比べ汚れやすく、磨耗や破損の度合いが多いのも確かです。永年使用するものや使用頻度の高い重要印には不向きです。
そのコストパフォーマンス、そしてクオリティの高さによって牙角系の素材では昔から最も一般的に好まれている印材です。耐久性に優れ、朱肉との相性も非常によくその漆黒の醸し出す重量感や引き締まった姿によって、捺印後の印影の朱色がさらに際立ちます。
黒水牛の欠点としては、乾燥に弱く、ひび割れなどを起こしやすいので、角の中心部で採った「芯持ち材」を使用することが望ましいと言われています。水牛の角は中心部になるほど緻密で丈夫になっていきます。
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牛角【色】(オランダ水牛)
象牙
2本と同じものがない繊細な縞柄が魅力!
言わずと知れた最高級印材、象牙。
艶のある独特の美しい飴色と「ふ」と呼ばれる模様、不思議な質感、1本1本が違った表情を見せる美しい印材です。オランダの植民地であったタイ 産の水牛の角を使用していたことからオランダ水牛と呼ばれていますが、現在では主にオーストラリア産の水牛の角が使われています。黒水牛同様、耐久性や押 印性に優れていますが、乾燥に弱いため、芯持ち材料を使います。
オランダ水牛の角はそれぞれに違う模様なので、他の印材はもちろん、他のオランダ水牛とも区別がつきやすく「自分だけの模様」として最も愛着が湧く印材かもしれません。女性の方にとても人気です。
加工、光沢、耐久性、全てにおいて最も優れた最高の印材。朱肉とのなじみも非常によく印影が鮮明、滑らかな手触り、堅さも絶妙で繊細な彫刻にも 充分耐えうるため、まさに非の打ち所がありません。実印は一生に一本、ずっと使うものです。ぜひとも最高級の印材でおつくりください。
現在は自然保護の観点から象牙は入手の難しい印材となっておりこの稀少性が高価格であることと、重要な印鑑の素材として象牙が選択される理由となっています。
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彩樺
アグニ
ecoに配慮した新素材!
鮮やかで深みのある赤色が特徴。
グリーン購入法適合商品
21世紀の新しい木材として開発された、地球環境を重視して作られた印材です。
北方寒冷地で算出されるバーチ材(真樺)とフェノールレジンとの結合素材を高圧加熱処理にて生み出され、通常の木材よりも数倍強く伸縮及びひび割れの少ない新印材です。
硬度に優れ、キメも細かいので印材に 向いています。独特な木目が暖かさを感じさせる、21世紀にふさわしい印材です。
グリーン購入法適合商品
地球環境の保護を考え、環境破壊、資源枯渇を視野に入れ開発された印材です。北海道産の真樺を、りんごの皮をむくように薄くスライスした単板 に、フェノール樹脂を真空含浸させ、必要な厚みに積み重ねて熱圧成形したもので、通常「積層強化木」と呼ばれています。北海道産間伐材を用いたグリーン購 入法適合印材です。
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楓 メープル
チタン
これからの未来を考えた次世代の新印鑑材料です。
現代を象徴する新素材。
グリーン購入法適合商品
素材は北海道の板屋楓とカナダ産のハードメイプルを使用しています。板屋楓は北海道から合法的な伐採により、またカナダ産のハードメイプルはカ ナダ政府の計画的な管理のもとで伐採されたものです。小さくカットした後、人体に無害の樹脂を浸透させ印材にしました重量感があり、木と樹脂により、飴色 の落ち着いた暖かい色合いとなっています。環境との調和に配慮したエコ印材です。
捺印の方もずっしりと重量感のある楓(KAEDE)は、朱肉の付きもよく、美しい印影を得ることが出来ます。また、自然そのままを活かした風格ある木目は同じものが全くなく、家具材として使われている美しい虎目模様は印材に上品さそのままで活かされております。
チタン金属は、宇宙工学に欠かせない先進のマテリアル超金属として活躍しています。強度・耐食性・耐久性に優れるチタンの印鑑は、各手続きにご登録いただく実印に最適です。
メガネフレーム、時計、カメラ、アクセサリーや、自転車、オートバイなど、日常生活用品をはじめ、生体適合性が良いので、人工骨、人工歯根、心 臓ペースメーカー等の医療器具のほか、海洋では深海調査船、海上横断架橋、海水淡水化装置等に耐食性を活用しており、また航空機でも、ジェットエンジン、 機体にも使用されています。
サイズ
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印鑑のサイズ
男性実印は15mm以上、女性は13.5mm以上
一般的に、
女性向 実印 13.5mm、15.0mm、16.5mm
銀行印 13.5mm、15.0mm
男性向 実印 15.0mm、16.5mm 、18.0mm
銀行印 13.5mm、15.0mm
それぞれのサイズは個人の好みによりますが、印材と同様、印鑑がその人の判断材料にされる時もあるようですので、特に実印に関しては、より太く重々しいものが好まれています。(男性18.0mm・女性16.5mm)。
しかし、すでにお持ちの、ご自分やご伴侶の実印・銀行印の太さとも比較され、区別のしやすいサイズを選ばれることをお奨めします。
書体について
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印相体(吉相体)
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開運書体!印相体
印相体は、篆書体から進化させた書体で八方篆書体(はっぽうてんしょたい)とも呼ばれ字が八方に広がっているようなカタチから「八方広がり=開運印相」として用いられております。
縁起が良いかどうか運が向いてくるかどうか、は、やはりあなたの努力次第でしょう(笑)
篆書体
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秦の始皇帝が中国を統一したのが紀元前221年、日本では弥生時代。この始皇帝が国家の統一書体として正式に採用したのが、今で言う「小篆 (しょうてん)」です。小篆の元となったものに「大篆(だいてん)」があり、ほかにも地域・年代ごとに字体は様々だったようです。篆書体は必ずしも一つの 字形が決まっているわけではなく、この小篆を中心に当時使われていた書体が用いられています。
中国統一の印(しるし)として統一された初の公式文字。
篆書体はその典麗な字形のために、筆記のわずらわしさが敬遠されて実用書体としては程なく次代の「隷書体(れいしょたい)」にとって変わられたそうですが、公式文書の印(しるし)としての実印、印鑑の書体として2200年経った今でも生活のなかに生き続けています。
隷書体
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戦国時代頃から日常に通用されていた筆記体が、秦代になって業務効率を上げるために公文書でも用いられるようになったものが、隷書だと考えられている。紀元前3世紀後半の「睡虎地秦簡」などに見られる、篆書を簡略化した過渡的な書風を「秦隷」と呼ぶ。
古印体
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印鑑の古印体の元になっているのは奈良時代の寺社印です。
当時の寺社印は鋳物で、鋳造してから凸凹な印面を平らに整えた(削った)ために文字の太さは不均一となり、線は波打ってしまっていたようです。
この大和古印の印影をモチーフに、やや厚みのある丸い隷書体風が現代の古印体です。
行書体
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楷書の繁雑を解消し、草書の難解さをなくす為に生まれた
中庸的な書体。製紙の発達で急速に広まった。
楷書体
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隷書をさらに書写にあうように改変する中で草書が生まれ
その対置である正書として楷書が生まれた。